2016年3月15日火曜日

Spiritual Worker. 人類の誕生

生命の誕生の謎は、解けぬまま、人類は誕生します。多地域進化説だった人類は、じつは、すべての母系の先祖をたどると、たった一人の女性の祖先にたどり着くことが、1987年に解明されました。さて、その人は宇宙からやってきたのでしょうか。神が造られたものなのでしょうか。
人類は20万年ぐらい前に、共通の祖先(アフリカ単一起源)を持つことがわかり、DNA(ミトコンドリア・イブ=ひとりの女性と、Y染色体アダム=男性)により、地球上の、ヒトの祖先はアフリカで誕生したとされます。なので人類みな兄弟は、あながち嘘ではなく、人類みな遠い親戚ということになります。ミトコンドリア・イブという名が付けられたのも、ユダヤ・キリスト・イスラムの流れですね。なのになぜ、ユダヤ・キリスト・イスラムの、聖戦は続いているのでしょう。
さて、地球が誕生し、今から38億年前に原始生命が誕生しました。生命とは何かについては未だに知るものはいませんが、自己増殖し、進化するなど4つの特徴を持っています。この進化するという能力が、オスとメスに分かれ、子を産むという手段になりました。子には過酷な環境でも生きていけるように違うオスとメスの遺伝子を与え、新しい能力を蓄積していったのです。
地球上の生物は、6500万年前に恐竜などの生物を絶滅させた大量絶滅が5回と、小さな絶滅を何回か繰り返しています。その中でも、生き残った生命は自分の種を残そうとして、あらゆる進化を遂げてきました。恐竜時代は1億年ありましたが、大型化し、氷河期で卵を孵化させる事ができず、さらに長命であったがために卵を産むサイクルが追いつかずに絶滅してしまったとも言われています。恐竜1億年ですよ。現代人は、まだ20万程度です。
人間などの哺乳類は寿命が短く、お腹の中で育てるので、出産時のリスクはあるものの、種を継続させる事に成功してきました。
アフリカで他の進化した猿人たちと同じような生活をしていた人類の祖先たちは、約500万年前にチンパンジーと分化したと言われています。その後、約130万年前に原人(ホモ・エレクトス)に進化すると、約100万年前には、生きるためにアフリカを脱して他の大陸へ向かうものも現れました。狩猟が主だった原人たちの地球環境が変化したためだと考えられます。その中にはジャワ原人、北京原人、ネアンデルタール人がいました。しかし、それらは全て絶滅し、現代の人類につながる祖先ではないというのが定説となっています。
アフリカに残った人類の祖先の中から、約20万年前、ついに現代人につながる一人の女性が誕生しました。現代人の細胞内のミトコンドリアDNAを調べる事により、すべての人の祖先の母系をたどると、このアフリカのたった一人の女性につながります、これを「ミトコンドリア・イブ」といいます。ネアンデルタール人は約4万年前まではヨーロッパ方面で石器文化などを持つ原人として存在していましたが、環境の変化に追いつけずに絶滅してしまったと言われています。
進化論者は長い間、人類はアウストラロピテクスなどの猿人から、ジャワ原人・北京原人その他の原人が出て、そこからネアンデルタール人などが出て、最後にクロマニョン人などの新人が出てきた、と説明してきました。原人は学名ではホモ・エレクツス、旧人はホモ・サピエンス・ネアンデルターレンシス、「新人」はホモ・サピエンス・サピエンスと言われています。進化論者は、「猿人」→「原人」→「旧人」と進化発展し、最後に、現生人類である「新人」が出現した、と主張してきたわけです。
しかし最近では、この考えが誤りであることを示す印象的な証拠が、いくつか提出されています。現生人類は、進化論者が「猿人」とか「原人」「旧人」などと呼んだものの生息していたまさにその時代に、すでに生息していたのです。
米国アリゾナ州トゥクソンにある考古学研究所長ジェフリー・グッドマンは、著書「人類誕生のミステリー」の中でこう述べています。現生人類が、ネアンデルタール人(旧人)に先立ち、すでにホモ・エレクツス(原人)の時代に生息していたことを示すものである。南アフリカの化石や、同じような東アフリカの化石は、ホモ・エレクツス(原人)とホモ・サピエンス・サピエンス(現生人類)とが、同じ地区で共存していたという事実に当面させる。この二つの種は、進化的意味からは無関係であるとの説明を補強するものである。化石記録は、アウストラロピテクス(猿人)とホモ・エレクツス(原人)とは同時に存在していたことを支持している。
こうした共存の例は数多く発見されており、いまや現生人類が、アウストラロピテクス、ホモ・エレクツス、またネアンデルタール人と同時代に存在していたことは、確実となりました。これは、現生人類がアウストラロピテクスや、ホモ・エレクツスから出てきたのではなく、当初から存在していたという、創造論の主張を裏づけるものとなっています。強引だけどね。
《 おまけ:DNA》
私たち、ヒトの体は、一つの精子と一つの卵子がつながり生まれ、ビックバンのように成長します。約60兆個の、細胞からできています。細胞の1つ1つの中には、核が入っています。
★なんか宇宙に、似ていませんか。
その核の中には、46本の染色体があります。46本の染色体の半分の23本はお父さんから、後の半分の23本はお母さんから受け継いでます。1つ1つの染色体をほどいていくと、ひも状のらせんの構造をした「DNA」が現れます。
○DNAは、遺伝情報を記録している物質。
情報を保存しておく媒介としての役割があり、遺伝子の本体であり、生命の設計図で、DNAに生物を作るのに必要な情報がすべて詰まっています。
○染色体とは、DNAをヒストンタンパク質からなる物質。
DNAはとても長い物質なので、細胞内に収めるためにDNAは、ヒストンタンパク質に巻きつくことによって、折り畳まれています。
○遺伝子はDNA上の、タンパク質の作り方を記録している場所。
遺伝情報の割合は、遺伝子の部分は全情報の1.5%。残りの部分は、DNAが働くときの制御に必要な情報が書かれています。
○ゲノムとは生物にとって必要なワンセットの遺伝情報。
ゲノムはタンパク質の情報に限らず、生物の設計図全体のことを指し全遺伝情報と表します。

2016年3月11日金曜日

Spiritual Worker. 生命の誕生

生命は、いつ、どこで、いかにして誕生したのか?
この問いかけは古代から行われてきました。たどれば、人類は古くは神話において、それを行っていました。また、様々な宗教においても古くからそれは行われ、現在でも行われています。古代ギリシアにおいては、神話とは異なった哲学的な考え方もありました。アルケー、つまり万物の起源・根源はなにか、という現在の西洋の科学に通じる面ももつ考察が行われてもいました。それと同様に、哲学者によって、生物の起源に関する考察も行われていました。

アリストテレスは観察や解剖を行いましたが、彼の説は動物は親の体から産まれる以外に物質からも生じることもあるとし、その見解はその後およそ二千年間も支持されることになります。また彼は世界には生命の種が広がっており、それが物質を組織して生命体を生じさせると考えていました。つまり、四大元素とは別の、神の存在を認めていたわけです。

近代でも自然哲学者らが考察を行っています。科学者たちも同様の考察・研究を行い、生命の起源の仕組みを何とかして科学的に説明しようとする試みが多く行われてきます。現在まで、科学の領域における仮説の多くは、ダーウィンの進化論を適用することによって、おそらく最初に単純で原始的な生命が生まれ、より複雑な生命へと変化することが繰り返されたのだろうと推察されています。また、科学者の中には、宇宙空間には生命の種のようなものが広がっており、生命の誕生の場所は地球上ではなかったとする、パンスペルミア説を支持する人々もいます。

現在、地球上の生命の起源に関しては大別すると三つの考え方が存在します。
○ひとつは、宇宙意識として説明するものであり、創造主、神の行為によるものとする説です
○もうひとつは、地球上での、ダーウィンの進化論の結果と考える説です。
○もうひとつは、、地球外に起源があるとするパンスペルミア説です。

現代でも、宇宙意識説や、パンスペルミア説を発表する学者はたくさんいます。一般的には、オパーリンなどによる物質進化を想定したダーウィン仮説が受け入れられています。

しかし、地球が誕生し、生物が無生物質から発生するという仮説はもっとも支持があるものの、自然、実験の両方で、観察も再現もされていません。また理論的にも、生命の起源に関しては、決定的な解明はされていないのが現状です。生命の起源と言っても、生命とは何か、生命はどこから、どのように誕生したのか、科学では何も解明されていないのです。
宇宙意識(神)による天地創造とする説は、ひろく支持されているのです。